ウナギの稚魚漁が3年ぶりに好調⁉ 謎多きウナギの稚魚と価格の推移に迫る!!

夏が迫ってくると耳に入ってくることが多くなるウナギの話題!

丑の日なんかがあったり、スタミナをつけたいと言うことで食べたくなってきちゃいますよね?

そんな中聞こえてきたのが、ウナギの稚魚の豊漁報告!

毎年ウナギの稚魚が減少し続けているから、価格もうなぎのぼり……(座布団一枚!)

それが今年は豊漁と言うことで、今回はウナギの稚魚の生態や価格に迫っていきたいと思います!

たくさん獲れるようになって、美味しいウナギを安くたくさん食べることの出来る時期は来るのでしょうか?

 

ウナギの稚魚

引用:東京ズーネットHP

今ではマグロの完全養殖であったり、さまざまな魚種で養殖が行われていますが、未だにこのウナギの稚魚は未知な部分が多いと言われています。

とは言いましても、昨年2019年にマグロの完全養殖で有名になった近畿大学がウナギの人工ふ化に成功したなんてニュースもありますので、近い将来はウナギの完全養殖化が当たり前になっているのかもしれませんが……

まあこんな感じでまだまだ分からないことが多いウナギの稚魚ですので、簡単に皆さんで学んでいってみましょう!

ウナギの種類

そもそもの話しですが、今回お伝えしていこうと考えているウナギの稚魚ですが、これはニホンウナギの稚魚を指しています。

その辺りも含めてウナギの種類を見て行きましょう!

  • オオウナギ
  • オーストラリアウナギ
  • ニホンウナギ
  • ピカーラウナギ
  • ヨーロッパウナギ

 

こちらの5種類がウナギ科の属するウナギになります。

昨今のウナギの高騰により、ピカーラウナギが安さを武器に流通しつつありますが、基本的には日本国内で流通しているウナギは【ニホンウナギ】と【ヨーロッパウナギ】の2種類になります。

またニホンウナギの稚魚はシラスウナギと呼ばれています。

ニホンウナギの産卵場

このニホンウナギ、未だに謎に包まれていますが、産卵場はグアム島の西側だと言われています。

長年かけて調査をした結果、産卵場がグアム島の西側と判明したのは2005年のこと。東京大学のグループによって発見されたのです。

つい最近までどこで産卵しているのかすらも分からなかったんですよね!

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日本からグアムまでは直線距離で約2,500km!! 海流の力があるとは言え、もの凄い距離を移動しますよね! そして何故産卵の為に、こんなにも長い距離を移動して、帰る場所が日本なのか……? 考えれば考える程、不思議な生き物ですよね。

産卵時期は4月~6月となっており、産卵後ふ化した稚魚は海流に乗り、4~5か月程度かけて日本に到着すると言われています。

イメージはこんな感じになります。

引用:nippon.com

そして川を上り、4年も経てば立派な大人になります。

一般的にウナギと言えば川で漁獲するイメージですが、淡水域に入らない個体もいるそうですから、ホント天の邪鬼な生き物ですね(笑)

ニホンウナギだから日本産?

ここでちょっと疑問に思うことがありますよね?

スーパーなどで見かけるウナギですが、原料はニホンウナギと書かれていながら中国産だったり、台湾産のものが多くを占めていると思います。

これは上記の図の通り、ニホンウナギが中国だったり、台湾、韓国にも行ったりするんですよね!

そういった関係から、ニホンウナギと書かれていても国産のウナギとは限らないんですよね!

日本では愛知や鹿児島の方で盛んにニホンウナギの養殖をしていますが、やはり国産のウナギの方が高いです。

まあ食べ比べれば、やっぱり国産のウナギの方が美味しいんですけどね♪

ウナギの稚魚漁

では実際にどんな感じで漁が行われているのでしょうか?

ウナギの稚魚の漁は船に乗って本格的にすることもありますが、こんな感じでも出来ちゃうんですよね!

引用:DAYSE

おー原始的♪

時期になると浅瀬にも来るようになりますので、網だけで捕まえることが出来ます!

注意:うなぎの稚魚を捕まえるにも、漁業権が設定されてますので、勝手に獲れば密漁となり捕まります

ウナギの稚魚のニュースを見た事がある方はお分かりだと思いますが、このウナギの稚魚! メチャクチャ高いんですよね!!

価格に関しましては後で詳細にお伝えさせて頂きますが……

漁協によっては、ウナギの稚魚を獲る権利なんかも買えますので、サラリーマンの副業としても紹介されてたりします。

ここで捕獲されたウナギの稚魚は漁協を通して、全国のウナギの養殖業者に販売され、養殖業者が立派な大人に育てて、美味しいウナギの蒲焼などが食べられるんですよね!

 

ウナギの稚魚の価格の推移

ではウナギの稚魚がどれくらいの価格で取引されているのかを見て行きましょう!

データの確認が取れたのが、2003年からですので2003年から2020年までの価格となります。

出典:水産庁「ウナギをめぐる状況と対策について」から筆者作成

かなり価格差が激しいですが、年々上昇傾向にあることが分かりますね!

2003年では1kgあたり16万円で取引されていたウナギの稚魚ですが、一番高い2018年はナント299万円!!

この稚魚を利用してウナギの養殖をしていくんですから、うな重の価格が年々手が届かなくなっていくのも納得ですね。

そして気になる2020年の取引価格は1kgあたり144万円! 一昨年から見てみますと、約半値まで下がっています。とは、言っても2003年から見ると9倍の価格ですけどね(笑)

それにしてもどうしてこんなにも価格の差が出てしまうのか?

それはやはり水揚げ量に関係があります!

こちらの図を見て頂くとはっきりとお分かり頂けると思います!

出典:水産庁「ウナギをめぐる状況と対策について」から筆者作成

こちらはニホンウナギの稚魚の採捕量(水揚げ量)と、取引価格を表しています!

物凄く単純な話しですが、水揚げ量が多ければ安くなり、少なくなれば高くなる……

今年の取引価格が下がったのも、今年の水揚げ量が多かったから! 理由は簡単ですね! 輸入ウナギの数量だったり、景気だったりも作用しますが、やはり水揚げ量によって取引価格が上下してしまいますね。

ちなみに……

今年のシラスウナギ(ニホンウナギの稚魚)の単価はお伝えしました通り、1kgあたり144万円!!

「こんなん獲ったらメッチャ儲かるじゃん!! シラスウナギが獲れる時だけ働いて、あとは好きな事が出来るぜぇ~♪」

なんて……やっぱり思っちゃいますよね?

ええ、恥ずかしいことではありません。私も当然思いました(笑)

しかしっ!!

やっぱり世の中そう簡単にはいきません……

ちなみにシラスウナギの1匹当たりの重さってどの位だと思いますか?

答えは……1匹約6cm前後で重さは約0,2g

そして私が聞いた話しや調べた話しでは、夜通し頑張っても獲れる人で数グラムと言う噂が……

私の知り合いでも甘い話しに釣られ、漁協にお金を払い頑張ってみたものの、結果は2匹(笑)

例え2gと獲れたとしましょう! そうしますと……

今年の相場144万円×2g=3,000円

うん、地道に働こう(笑)

釣り竿みたいに道具の準備に数万円かかったりすることはないので、その分気持ちは楽ですが……

まあ何でもそうですが高い物には理由があるってことですね!

 

まとめ

  • 稚魚の生態は未だに謎が多い
  • ニホンウナギはグアム沖で産卵をする
  • ニホンウナギの稚魚の価格は年々上昇中
  • 今年は3年ぶりに下がり、1kgあたり144万円

 

いかがでしたでしょうか? このシラスウナギのニュースは時期になると目にすることも多いと思いますが、少しはシラスウナギに興味をお持ち頂けたでしょうか?

まあ基本興味なんか出ないと思いますが……(笑)

しかし今年稚魚の価格が安くなったとは言え、成魚になるまでは4-5年程かかりますので、すぐにお店のウナギの価格が安くなると言うことはありません。

来年も多くなり価格がドンドン下がってくれば、5年後位には家族みんなで楽しめる位にはなるんでしょうかね?

こればっかりは誰も分かりませんが、明るいニュース、明るい話題が増えてくるよう願うしかありませんね♪

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