千葉県が日本で一番の水揚げ量を誇る海産物をここに発見! 伊勢海老で勝てないならこれで勝負じゃ!
私が勝手に千葉県の水揚げ量で他県に挑む、この不人気コーナー(笑)
伊勢海老の水揚げ量が日本一と信じていたのにも関わらず、無残にも敗れ去った悔しき思い出……
港単位での勝負で我が銚子港が圧勝をしておりますが、単体の海産物となりますと、どうにも勝ちきれない千葉県。
しかしそんなモドカシイ日々を打破するべく、私は見つけてしまったのです!
今回は知られざる、千葉県が日本で一番の水揚げ量を誇るあの海産物をご紹介させて頂きたいと思います。
悔しき思い出
私には悔しき思い出があるのです。
そう、それは今から3年程前、この記事を書いた時から始まったのです。
私が日本一だと信じてやまなかった、千葉県の伊勢海老の水揚げ量!
信じて……そして当たり前だと思って書き始めた所、結果は想定外の2位と言う結果に……
銚子港が10年連続日本一の水揚げ量を誇るのに、単体の海産物で日本一になるものはないものなのか?
私は探しに探し、ようやくその答えを見つけることが出来たのです!
今回は輝くべき、そんな海産物をご紹介していきたいと思います。
(張り切って書き始めているものの、どなたかこの記事に辿り着いて下さるのかしら 笑?)
千葉県が日本一の海産物はコレだっ!
千葉県と言いますと、イワシやカツオが有名で余裕で日本一の水揚げ量なんだろうなぁ~なんて思っていたら、どちらも全然ランキングに入っていないんですよね。
衝撃……
でも私は見つけてしまったのです!
千葉県が日本一の水揚げ量となる、海産物を!
それは……
そうです! スズキなんです!
昔千葉県の外房でスズキ釣りに行っていたりしたこともあったり、船橋で水揚げが多くあるってのは知っていたのですが……
まさか日本で一番の水揚げがあるとは!
グラフで確認してみましょう♪
出典:水産庁データより筆者が作成
※2019年のデータになりますが、2021年6月現在での最新データとなりますので、あしからず。
全国1位ですが、グラフを見てお分かりの通り、接戦ではなくブッチギリの1位でございますわね♪
2019年だけの奇跡ではなく……
出典:水産庁データより筆者が作成
2018年も圧勝!
出典:水産庁データより筆者が作成
2017年も圧勝!
完全勝利でございますね♪
ここまで圧倒的勝利ですと、ホント気持ちが良いもんですね♪
しかし、こんなにも圧倒的なのに、千葉県がスズキ大国だったと言う事実を知らずに生きてきたなんて……
ちょっとお恥ずかしい限りです。
千葉県のスズキ
とは、言いましても全く知らなかったと言うことではなく、少しは知っていたんですよ(今更感が悲しい……)
外房でも内房でも水揚げされるのですが、圧倒的に多いのが船橋なんですよね!
当サイトでちょこちょこ出てくると思いますが、こちらの船橋産のスズキ! こちらにも認定されていますからね!
千葉県ブランド水産物ですよ!
千葉県ブランド水産物
千葉のさかなの認知度を高め、広く県内外にアピールするために、平成18年6月に「千葉ブランド水産物認定制度」を創設しました。
優良な県産水産物を認定し、重点的にPRすることで、千葉のさかなの消費拡大及びイメージアップを図り、千葉県水産業の振興と観光立県千葉の推進を目指します。
令和2年11月現在、29品目が認定されています。
こちらに認定されていたことは知っていたんですが(ホントですよ!)、まさか日本で一番の水揚げがあるなんてことは知らなかったのですよ。
実際そこまで水揚げのないものも認定されていたりしますからね。
まあでも調べましたら、千葉県のスズキは本物のヤツですね!
スズキさん、これから私はスズキさんの背中を目に焼き付け精進して参ります(笑)
スズキのアレコレ
これだけで終わってしまうのも何なので、最後はスズキに関する情報を載せていきたいと思います。
まずスズキは俗に言う出世魚で、幼魚を「セイゴ」、2~3年のものを「フッコ」、そして4年以上のものを「スズキ」と呼び、大きさによって名前が変わってくるんですよね。
そして私が一番凄いと思うのが、このスズキちゃんは海はもちろんの事、川でも生きていけるんですよね!
利根川では100kmも遡上していた事実も確認されており、もうこうなったらやりたい放題ですね(笑)
食べるものもプランクトンから大きな魚まで、何でも行っちゃうみたいなんで、スズキ側じゃない魚からしますとたまったもんじゃないですね。
身は綺麗な白身で、あっさりとした味わいですが、旬の5月から10月になりますと、脂も感じるような旨味も加わってきますので、とても美味しい魚ですよね!
船橋の瞬〆スズキ
あと、これは先ほどサラッと流してしまいましたが、千葉県ブランド水産物に認定されているのは、ただのスズキではなく「船橋の瞬〆スズキ」なんですよね!
瞬間的に〆(しめ)たスズキと言うことですが、まあ言葉だけ聞いてもあまりピンと来ませんよね。
船橋の瞬〆スズキ
「瞬〆」とは、海光物産が船橋漁港で行っている技の名称で、獲れたばかりのスズキの頭と尾に包丁を入れ、尾の部分から背骨にかけて「エアーガン」で空気を入れ、神経を一気に抜き去る技法(下の写真)です。
包丁を入れて血抜き処理をしたあとに、背骨の中の神経も抜くことで、「全身に血が回って鮮度が落ちるのを防ぎ、抜群の食感とうまみを引きだすんです!」とのこと。
キャッチコピーは、”活きている締めた魚~お前はまだ生きている~”!!
最近ではよくテレビで見たりしますが、背骨の中に針金みたいなものを入れて〆たりと一般的になってきていますかね。
これをすることによって、身に血が回らなくなり鮮度が維持できるようになるってヤツですね(多分こんな感じ 笑)
この取り組みやブランド化によって、一般的なスズキより1-2割程度流通価格が高くなっているみたいです!
まあまだまだ知らないことが多くて、勉強になりますね♪
まとめ
- 千葉県がついに勝った!
- スズキで勝った!
- 千葉県のスズキは千葉県でブランド水産物に認定
- 「船橋の瞬〆スズキ」、今度食べてみよう
いかがでしたでしょうか?
伊勢海老の無念から数年……
まさかノーマークのスズキが私の無念を晴らしてくれるとは♪
イメージ的にスズキはどこでも獲れるイメージがあったのと、千葉県で水揚げがあるものの、そこまで多いとは知らなかったので、ちょっとビックリな結果です!
千葉県に住んでいる私が千葉県=スズキのイメージが無かったので、他県の皆様からすると更なる衝撃でしょうね(多分誰も衝撃を受けていないことは私がよく知っている)
まあでも私は応援していきますよっ! 千葉県のスズキ!