明石に負けない千葉県のタコ! タコのオス・メスの見方や、捌き方までご紹介します!

皆さん、千葉県の美味しい海産物を召し上がっていますか~?

これまでにも伊勢海老やながらみなど、実は知られていないけれども千葉県で多くの水揚げがある海産物をご紹介させて頂いておりますが……

今回ご紹介させて頂きます海産物はタコです♪

タコと言いますとどうしても兵庫県の明石が真っ先に思いつく方が多いと思いますが、実はここ千葉県もタコの産地として名を轟かせているのです!

今回はそんなタコに焦点を当て、タコのアレコレをご紹介させて頂きたいと思いますので宜しくお願い致します!

 

タコの産地・種類

タコの名前で「真ダコ」なんかはよく聞く名前だと思いますが、何気に色々と種類があるんですよね!

せっかくなんで見て行きましょう♪

こちらは千葉県の外房は太東・大原で水揚げされたタコの写真になります!

場所で言いますと、この辺りになります!

上の写真のタコですが目が金色に光っていて、夜道で遭遇したらダッシュで逃げたくなりますね(笑)

そんなタコちゃんですが【軟体動物門頭足網八腕形目】と言うグループに属する生物になっていますが……

※この名前で強敵感が3割増しですね!

このグループ、世界でナント200種類も存在するんですよね!

200種類もいれば、1尾で20kg以上の重量になるタコもいれば、10-15cm程度の小さいタコだったり、猛毒を持ったタコまで……

そのタコ全部をご紹介することは無謀すぎますので、今回は日本国内で多く食べられている4種類に絞って見ました!

美味しい4種類のタコ【マダコ】

ではまず初めにご紹介させて頂きますのは、マダコです♪

活きているタコを捕まえてみますが、吸盤の吸いつきが強いのと、表面のヌルヌルで大変です(笑)

マダコは千葉や茨城から南の海域で水揚げされるタコになります!

しかーし、確か一昨年は宮城でメチャクチャ水揚げがあったので、何とも言えないですね……

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これも海水温の上昇に伴い、海の生き物達がドンドン北上していっているからなんですよね(涙)

そんなマダコですが、日本国内で消費されるタコの約80%はこのマダコだと言われています!

後でご紹介しますが、日本国内だけの水揚げで言いますと北海道を中心とした【ミズダコ】が圧倒的なんですが、アフリカから輸入されるマダコが多いので80%と言う数字になるんです♪

スーパーや一般的なタコ焼き屋さんなんかで使用されているタコは、アフリカからの輸入のタコを使っている場合が多いので、私達が口にする機会が多いのは輸入のタコになりますね!

【ミズダコ】

お次は先ほど少し出てきましたミズダコになります!

引用:青森のうまいものたち

まあミズダコとは言っても、タコに変わりはないので見た目は普通な感じですね♪

しかしこのミズダコ!!

どこがマダコと違うのかと言いますと……大きさです!!

ミズダコは世界最大のタコとも言われ、脚を広げると3メートルにもなるものがいます!

肝心の味はと言いますと【ミズダコ】と言う様に、身に水分を多く含んでいるため軟らかく水っぽい印象ですかね?

【イイダコ】

続いてはイイダコになります!

引用:ツリホウ

先程のミズダコの真逆を行くように、小さい可愛いサイズのタコですね♪

主に中国地方で水揚げされるイイダコは最大でも30cm程のサイズ!

千葉県ではあまり目にすることのないイイダコですが、西の方では一般的なタコでもあります!

【テナガダコ】

最後にご紹介しますのはテナガダコになります!

引用:ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑

こちらはお恥ずかしながら、私は見たことも食べたこともないのですが、マダコと比べますと脚がホッソリとして長いですね♪

【テナガダコ】の名前に恥じない美脚さ加減です(笑)

主に九州や沖縄などで水揚げがあり、昔はあまり食べられることもなかったようですが、近年マダコの価格が上昇し食べる機会も多くなってきたみたいですね♪

 

タコの秘密

タコも色々と種類があり過ぎるので、もっと細かいことは次回ホントに暇な時にでも書こうと思います(笑)

こんなタコちゃんですが、まだまだ不思議な所がたくさんあります!

ここも簡単にですが、触れて行っていきましょう♪

タコの体の名称

たまーにテレビなどでタコの体についてはやっていることもあるので、知っている方は知っていると思いますが、一度確認しておきましょう♪

人間の体の構造から考えますと、メッチャ不思議な作りになっていますが、どうやらそういうことらしいです(笑)

タコ最強説

私はタコとまあまあ身近に接しているんですが、こうやって改めて書いているとタコってスゲェやつですよね!

まだまだヤバい事実があるので、ここからはテンポよく箇条書きで行きたいと思います♪

  1. タコの体は筋肉が9割を占める
  2. タコは心臓が3個ある
  3. タコは脳みそが9個ある
  4. 3メートル以上のミズダコでも、5cm程度の穴に入ることが出来る
  5. 腕が切れてしまっても再生してくる
  6. 腕が再生する際、倍以上になって復活する場合がある
  7. メッチャ最強っぽいのに、赤ちゃんから大人になれる確率は約0,000035%

 

どうですか?

最強と思わせておきながらの⑥で、一気に親近感が湧きましたよね?(笑)

⑤につきましては、完全にピッコロを超えましたね……

腕が再生し過ぎて、腕が80本位あるタコが確認されてるそうですから……

これ以外にも目の作りが人間に近く、迷路なんかもゴール出来る知能が備わってますからね♪

タコ強し……

 

オスとメスの見分け方

もうこの時点でタコと言う生き物の見方が変わってしまった方も多いんではないでしょうか?

元々はタコを最強に仕立て上げるつもりもなかったのですが、気付いたらこうなってました(笑)

話しを戻しつつ……

今度はタコのオスとメスの見分け方についてです!

では早速……

↑これがオス↑

↓これがメス↓

何となく違うような気がすると思いますが、どちらもただのタコだから分かんないですよね(笑)?

見分け方としましては、吸盤の大きさ・並び方にあります!

上の写真のオスの方は所々、吸盤の大きさにバラつきがありますが、下のメスはある程度均等な大きさで綺麗に並んでいるのが特徴です♪

味に関しましては、オスの方は身が引き締まっていて弾力が強く、メスの方は身がふっくらとしていて柔らかいと言われています!

このことからメスの方が美味しいと言われてはおりますが……

アフリカのタコと比べれば、千葉県(国産)のタコは風味や食感が全く違いますから(笑)♪

 

タコの捌き方

脱線しそうになりながらも、ようやくここまで辿り着けました(笑)

早速タコの捌き方にいきたいのですが、今回は既にボイルされたものの捌き方をご紹介したいと思います!

「えー、活きたタコじゃないの~?」

そう思われる方もいらっしゃると思うのですが、これを見たら結構やる気なくなりません……?

これはyoutubeから拝借させて頂いた動画ですが……

まあ初めの方の作業は何とかなると思うのですが、問題はヌメリを取るところです!!!

もうこんなんを家でやったら、台所がヌメヌメパーリーですよ♪

まああんまり意味が分かりませんが、悪い事は言いません……

ボイルしたものを買った方が絶対に良いです(笑)

ボイルタコなら意外と簡単

捌く前にお伝えしておきますが、こちらのタコちゃん!

食べられないのは目と口だけなんです!

ですので全体の割合からしますとほとんどの部分が美味しく食べられるんですよね♪

ではまず目の部分を切り落として行きましょう!

目の辺りを切り落としていきたいのですが……

赤い線のラインに沿って切り落とすので、【胴体】【頭】【全体の腕】、3つに分けるようなイメージですかね♪

こんな感じです♪

このように胴体・頭・腕に分けます!

頭の部分にある【目】ですが、チョコンとある白い目の部分意外はもちろん食べられますので、頭全体は捨てないで下さいね♪

お次は口を取っていきましょう!

タコの口は赤い丸で囲った部分になりますね!

ここの口を取り除いていきたいので……

腕と腕の間に包丁を入れ、中心に向かって切り込みを入れます!

余談ですが、もし丸まる1尾のタコが届きますと、こんな感じで腕に1部分に切れ込みが入っていると思います!

赤い丸で囲った部分ですね!

これなんですが、ボイルをした時に腕がクルンッと綺麗にまとまるように切り込みを入れているんですよね!

なので、この切れ込みから中心の口に向かって切り込みを入れていけばオッケーです♪

切り進むと……

無事、救出♪

この口は【タコトンビ】とも言われ、一応珍味的な扱いになっています!

中には、ビックリするぐらいプラスチックみたいなものが入っていますので、それを取ってしまえば口も食べられますからね♪

残りの腕は……

1本1本中心に向かって切っていけばオッケー♪

これを切り分けていけば……

お刺身の完成です♪

こんな最後の最後じゃなく、もっと先に言っておくべきでしたが、タコの天敵って何だかしってしますか?

それはですね、伊勢海老なんですよ!!

千葉県の外房で水揚げされるタコなんですが、同じ海域にはこちらも有名な伊勢海老がいるんですよ♪

タコと伊勢海老はどちらにとっても天敵同士で、どちらもお互いを食べてしまうんですよね!

なので、伊勢海老の漁が解禁する前は、海女さんが海に潜りタコが多いと

「今年の伊勢海老の水揚げは少ないな」

となり、反対にタコがいなければ

「今年の伊勢海老漁は期待が出来そう♪」

なんてことになるんですよね♪

なので、千葉県産のマダコは伊勢海老を食べて育っているんですよ!!!

もうそんなタコが美味しくないワケがないじゃないですか?

そんな千葉県産のマダコ、是非食べて頂きたいものですね♪

タコの足先

こういったタコを捌く話しになりますと、大体出てくる話しがあるんですよ♪

「タコの足先って毒があるから切り落とした方が良いらしい」

これ、確かに私も言われたことがあるんですよ!

この先っちょの細い部分です!

しかしですね、結論から言いますと……

食べても全く問題なしっ!!

特に毒なんかもありませんし、私は毎回食べていますが体調に問題なし(笑)

「先っちょの吸盤は細かいので、その部分に菌などが溜ったりするので食べない方がいい!」

なんてことも聞いたりしましたが、ちゃんと洗えばこちらも問題はありません!

胴体も忘れずに……

危なく忘れるところでしたが、胴体もちゃんと美味しく食べられますからね♪

これを切り分けますと……

まあちょっと絵面的にアレっちゃアレですが……(笑)

この胴体は、腕の部分より柔らかく食べやすいので、お子様やご年配の方にお譲り下さい(笑)

ちなみに私は……

タコの酢の物

これが一番美味しいと思います♪

 

まとめ

  • 日本国内で食べられているタコはアフリカからの物が多い
  • 千葉県産のタコは伊勢海老を食べる美食家
  • 生の活きたタコはヌメヌメパーリー
  • タコの酢の物1点推し

 

いかがでしたでしょうか? タコって何気に食べていることが多い食材であると思いますが、同じタコとは言っても輸入品と国産では味に相当な開きがあると思うんですよね~!

とは言っても、スーパーなどでは中々買うことも出来ません!

そんな時には是非千葉へお越しください(笑)

外房にあります地元の飲食店では美味しいタコを出してくれます! これからの季節は温かくなり、千葉県は観光に最適なシーズンに入っていきます!

この記事を読んで頂き、千葉県のタコが全国へ広がっていけば嬉しい限りです♪

 

 

 

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