地獄のぞきに巨大な大仏! 千葉県富津市にある鋸山は歴史も魅力もいっぱい詰まった場所だった!

千葉県って色々な観光スポットがありますよね~!!

定番中の定番のものから、自然豊かな千葉県を象徴するような名所まで……

こんな便利な時代ですから、簡単にオススメのスポットが分かっちゃいますが、そんな中あまり知られていない観光スポットが存在するんですよ!

それは、千葉県富津市にあります鋸山です!

今回はそんな鋸山の魅力を発信するべく、鋸山を探検してきましたので、是非皆さんもご覧になって下さい♪

 

千葉県の隠れた名所鋸山

鋸山のことを聞いたことがない方にとって、まず思うのが「鋸山って何て読むの?」って所ですよね(笑)

初見で読める方は中々いらっしゃらないと思いますが、こちらで「のこぎりやま」って読みます♪

場所はこの辺りになりますね~!

ところで皆さんは「房州石」って知っていますか? 私はあんまり知りませんケド(笑)

昔この地域では「房州石」と言う石が切り出されていたようなんですよね!

房州石は柔らかくて成型がし易く、耐火性があるので江戸時代の頃から多くの需要があったそうなんです! 明治・大正時代には関東一円に房州石が出荷され、その頃にはこの地域の8割の方が石を切り出してご飯を食べていた程だったそうです!

そうやって多くの石が切り出され、その岩肌がノコギリのように尖っていたから鋸山と名付けられたようなんです♪

いやー、勉強になりますね~(笑)

この石の切り出しは江戸時代から1982年まで行われていたってことですから、何か歴史を感じちゃいますね~!

ディープジャパン第二位

千葉県の観光スポットをじっくりと探していれば必ず出てくる鋸山なんですが、ある方面では人気の観光スポットになっています!

ディープジャパンの人気ランキングでは鋸山が第二位に選ばれているのです!

ディープジャパンとは日本の観光の王道である東京や京都を体験した訪日外国人が次に目指す場所のこと

要はあんまり知られていないけれど、これはメッチャ凄いスポットだよ! って、ことですよ……

教養って大事ですよね~。もうちょっと真面目に勉強していれば良かった……(涙)

やっぱり内側から見る日本と外側から見る日本って言うのは、全く違った景色なんでしょうね~。

多分私も千葉県に住んでいなければ、鋸山は一生訪れることがなかったように思います! そんな鋸山を海外の方は二位に選んでいるんですもんね!

「都心から日帰りできる。地獄のぞきからの景色は期待以上。登山は険しすぎず、変化に富んでいて楽しい」(ジャパンガイドのシャウエッカーさん)。外国人にはロープウエーで登り、徒歩でゆっくり下るパターンが人気だ。「また行きたい」(米国、30代男性)、「展望台からいろんな景色が楽しめる」(米国、40代男性)。

引用:トラベルクローズアップHP

こちらのトラベルクローズアップさんのHPには他のランキングも掲載されていますので、興味のある方は是非ご覧になって下さい♪

80の名山・百低山

まだまだ鋸山自慢は続きますよ~(笑)

江戸時代には日本名山図会によって、鋸山は日本80の名山に名を連ねています!

しかし日本百名山を選定する際には漏れています。

でも日本百低山には入ってます。

私は鋸山を褒めているのでしょうか? けなしているのでしょうか? (笑)

私は確実に前者のつもりでやってますけどね(ニヤリッ)

もうここまでの情報を得ただけでも、鋸山に行きたくてウズウズされている方も少なくないですよね? ねっ?

行きたいって言って~(笑)

では早速探検していきましょう♪

 

鋸山ロープウェーで楽々頂上へ

そんな鋸山ですが、登頂の方法として3つの選択肢があります!

  1. 今回私が選んだロープウェーで頂上まで行く方法
  2. 以前私が選択した歩いて頂上を目指す方法
  3. 車で頂上付近まで目指す方法

 

この3つの方法になるのですが、ちょっとワケあって2019年11月現在では1と3のみでしか頂上には行けませんので、どちらかを選びましょう! 理由は後ほど。

ロープウェーを選ばれた方はまず麓のこちらを目指して行きましょう!

こちらから頂上へのロープウェーに乗ることが出来ます!

以前は頂上へ歩いて登って、帰りだけロープウェーを使いましたが、今回は往復券を!

私が小さいころ電車の切符は駅員さんが鉄製の器具でリズムよく切ってくれていましたが、こちらのロープウェーは今も健在です♪

ロープウェーは15分間隔で行き来しているのですが、ちょうどピッタリのタイミングでGO!!

ちょっと下から見上げてみましたが、これだけでも凄い画ですね(笑)

以前、頂上から降りてきた時には何とも思わなかったのですが、麓から頂上を目指していく上りはメッチャ怖い(笑)

どーでもいい話しなんですが、私高い所にいるとお尻の辺りがムズムズしだします!

ねっ、どーでもいい話しでしょ?(笑)

添乗員さんもいらっしゃって、乗っている最中は色々と説明をしてくださって勉強になります!

一番勉強になったことは、このロープウェーは出発から到着まで4分だってことです(笑)

その他のことはお尻がムズムズして頭の中に入ってきませんでした(笑)

山頂駅では石切の勉強

お尻のムズムズから解放されたら、探検のスタートです(笑)

山頂の駅では鋸山に関する展示スペースなんかもありますので、これを見てから行けば更に興味が出てきますね!

まだ何も見ていない段階で、言うのもおかしいですが、昔はこの道具だけで石を切り出していたんですよ?

切り出した所をみれば、鼻血が飛び出ますから(笑)

これもメッチャ簡単そうに説明されていますが、とんでもない重労働だったんだろうなぁ~(笑)

ここで違和感に気付いたアナタはさすがです!

この部分の写真は一通り探検した後に撮ったものなので、道具の写真では夕日が差し込んじゃってます(笑)

皆様に初めに勉強していくことをオススメしておきながら、私は最後に……

前回勉強したのでお許し下さい(笑)

山頂駅から見える絶景

ではまず、絶景を堪能していきましょう♪

こちらは東京方面!

こちらは館山方面!

伊能忠敬さんも、山頂駅があればもう少し楽が出来たかもしれませんね(笑)

って程、海岸線が綺麗に見えますね!

この日は平日の午後にお邪魔させて頂いたのですが、人の数も少なく、波の音さえ聞こえて来るほど……

ここに立って、水平線を見渡しているだけで心がスーゥっと綺麗になっていくよう。

今の私の心は無色透明に透き通っています(笑)

日本寺・地獄のぞき

心を洗浄しましたら、名所へと向かっていきます♪

初めに言っておきますが、ロープウェー使ってるんだからその他も軽々と回れると思うじゃないですか?

でもですね、そんなに甘くはないんです!

これが山頂駅にあった看板です!

これただの40分・90分じゃないですからねっ(笑)

山道を登ったり下ったりの時間ですからねっ(笑)

心を決めて出発しましょう(笑)

それにしてもこの看板。行って欲しいのか、行って欲しくないのか、謎の看板ですよね(笑)

まあ多分、甘く見てんじゃねーぞ! って、言う脅しにきてるんでしょうね(笑)

 

山頂から地獄のぞきへ

ロープウェーの山頂駅! 名前の通り鋸山の山頂です!

こちらは山頂駅のすぐ近くにある看板ですが、ここから名所の「地獄のぞき」を目指していきます!

普通登山では山の頂を目指して上るワケですが、ロープウェーを使ったとはいえ、いつもはゴールのハズの山頂から出発するって何か……

フ・シ・ギ♡

出発しますと、すぐにこんな素敵な道に出くわします!

当たり前のようにこんな道が続きます(笑)

多分この道を進んでいる時に8割位の方が思うことでしょう。

「私ロープウェーで来たのに?」って(笑)

ロープウェーで来たからって、鋸山は手加減してくれませんからね♪

普通の観光感覚で来ますと、痛い目に会うかもしれません(笑)

日本寺には別途拝観料が必要です

5分程歩きますと、入り口に辿り着きます!

鋸山の観光スポットの1つである地獄のぞきへは、ここで拝観料を支払わなければなりません。

「山にお寺?」

ちょっと不思議ですよね?

実はこちらの鋸山、こんな感じになっているんですよね!

引用:鋸山 日本寺HP

ご覧の通り、山全体がお寺になっている感じなんですよね♪

なので、誰もが周りたいスポットへ行くには、日本寺への入場料を支払わなければなりません。

ここまでも上り下りがありますが、ここから本格的になっていきますので、気を引き締めていきましょう♪

台風15号の影響がここに

こちらから入場しますとすぐに理解が出来ました!

2019年9月に襲った、台風15号でかなりの被害があったようです!

倒木などの影響で、道が封鎖されてしまい多くの場所が立ち入り禁止となっています。

先程頂上への3つの選択肢の中で、今は歩いては行けませんとお伝えしましたが、こちらが原因なんですよね!

看板を見てみましても、かなりの部分が立ち入り禁止となっています。

普通に通れる道でも……

このような状態の所もあります。

先程山頂駅で雄大な自然を堪能させて頂きましたが、自然にはこんなにもしてしまう力があるんですよね。

私の住んでいる回りも少なからず被害があったのですが、やはりとても怖いですし、悲しいですね。

地獄のぞきは……

このように立ち入り禁止区域がかなりたくさんあるのですが、地獄のぞきは大丈夫ですからね~♪

もっちろん、階段もたくさんありますよ~♪♪

そしてついに……

この飛び出した崖の上から下を覗きましょう♪ってことです(笑)

今までの写真を見て頂いても分かる通り、この日はホント人の数が少なかったです! 普段なら誰かの後について階段を上っていきますが、ゆったりと写真撮影すら出来ます(笑)

そしてこの地獄のぞきも休日ともなれば、30分以上待つことすらあります!

この時点で私のお尻のムズムズは最高潮に達していますが、この勢いで地獄をのぞいていきましょう♪

動画でも分かる通り、至る所で階段にもなっていないような箇所があります!

当日も年配の方や小さいお子さん連れの方は、「危ないから断念しよう」と話されていましたので、靴もちゃんとしたものを履いていった方がいいですよ!

地獄のぞきの感想としましては、この頼りない柵がより一層怖さを感じさせてくれていると思うんですよね(笑)

そしてこの地獄のぞき! 

普通は度胸試しや、何らかの罰を行う場所などとして作られたりすると思うのですが、ここに関しては職人さんの遊び心らしいです(笑)

まあ出来た経緯やネーミング、素敵すぎるじゃないですか(笑)

そして地球をグルッと一周撮影してみましたよ!

地球って丸いですよね♪

ちなみにこの場所からも台風がどれだけ凄かったのかが分かります!

あまり違和感がないように思いますが、茶色くなってしまっている部分は、元々木があったのですが、全て風で倒れてしまっているんですよね。

なのでこの写真は全体が緑色でなければいけないのですが、こんなにもなぎ倒されているなんて……

自然の美しさと自然の猛威を肌で感じますね……

大仏までは覚悟を決めて

では次に大仏を目指していきましょう!

先程の写真にも載っている通り、ロープウェーの山頂駅から大仏までは往復90分ですからね(笑)

もちろん、平坦な道なんてほとんどない90分ですから(笑)

地獄のぞきから大仏までは基本、下りの山道になっています!

下れば下る程、帰りの上りのことが心配になっていきます(笑)

そして……

数十分も山の中を歩いて到着すると、突如として現れるこの大仏!

その反動が、荘厳さをより一層際立たせてくれているように思います!

こちらの大仏の正式名称は「薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)」

磨崖仏としては日本最大の大仏様となります! 高さは31,05m!

磨崖仏とは、自然の石や岩壁に彫刻した仏像のことを指します。

1783年に大野甚五郎英令が27人の門徒と岩山を3年かけて作ったのが原型らしいのですが、こんな巨大なものどうやって作るんですかね……?

だって……

これで岩を切り出しているんですよ?

今、「この道具と27人使っていいから、3年で作ってね!」

って、言われても絶対に無理じゃないですか? ホント不思議な気持ちになるんですよね~。こういった歴史的なものは。

あっ、でも今現在のものは自然の風蝕で崩壊したようで、昭和41年に4年かけて修復されたものになりますね!

これを満喫したら来た道を戻っていきましょう(笑) 普段ならこのまま山を下りていくことも出来るんですけどね……。

 

百尺観音にも行けます

こちらの百尺観音ですが、実は地獄のぞきの下にあるので、この2つは結構近いです!

私はこの百尺観音が一番好きなので、最後に回りたかったんですよね♪

百尺観音に続く最後の道なのですが、こちらも石を切り出しているんですよね!

気の遠くなるような作業ですよね……

そして……

これも……

これですよ!

こちらは昭和35年から6年をかけて作られたそうなんですが、もう頭の中がパニックですよね(笑)

こちらは戦争で亡くなられた方や交通事故で亡くなられた方の供養のために作られたそうなんです!

今でも航海・航空・交通の安全を守る本尊として崇められています!

こちらは大仏と違い、岩や林に囲まれた中にあるので、何とも言えない気分になるんですよね~!

こちらも是非オススメです!

 

最後は……

ゆっくりと見て回っているとなんだかんだで夕方に……

全ての道が通れたら、1日でも足りない位ですが……

最後は夕日に暮れる鋸山の山頂から見た景色を……

 

まとめ

  • 千葉県の隠れた名所の鋸山は海外の方に支持される観光スポット
  • ロープウェーで行っても、山道を歩くと言うことを忘れずに
  • 鋸山は山全体が大きなお寺
  • 自然の美しさと自然の猛威を知る

 

いかがでしたでしょうか? 台風の影響でご紹介出来ていない場所がまだまだたくさんある鋸山でしたが、今回の記事だけでもディープジャパン第二位に選ばれた理由が伝わったのではないでしょうか?

鋸山に限らず、たくさんの地域で台風の被害を受けてしまった千葉県ですが、まだまだたくさんの見どころがあります!

今後も色々とご紹介させて頂きますので、是非皆さんもお越しになってみてはいかがでしょうか?

 

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